ジスロマックの副作用で起こる症状を解説

使用成績調査での副作用の頻度は2.4%!一番多いのは下痢

ジスロマックは、マクロライド系抗生物質に分類される薬です。性器クラミジアをはじめ、様々な感染症に効果を発揮します。

一方、頻度は低いものの、副作用が起こる可能性もあります。

ジスロックを服用したときに、比較的多い副作用は、腹痛や下痢などの消化管症状です。

これらの症状は、ジスロマックの効果が切れたあとにで出ることもあります。

これは、ジスロマック負の側面があらわれたと考えられます。

腸内環境の維持には、善玉細菌と悪玉細菌のバランスが取れていることが重要です。

ところがジスロマックは、性感染症の原因菌だけでなく、腸内細菌など、人体にとって有益な細菌も減らしてしまうのです。

その影響で、腸内環境のバランスが崩れてしまうことで、腹痛や下痢などの症状があらわれます。

なお、ジスロマックの使用成績調査によると、下痢などの消化管症状の出現頻度は2.4%です。

ビオフェルミンRなどの薬を併用して、腸内細菌のバランスを戻せば、消化管症状は改善できます。

ジスロマックのその他の副作用として、血液中の好酸球の増加や肝機能障害も報告されています。

ごくまれに重い副作用が起こるので注意!

ジスロマックの副作用で一番多いのは、下痢などの消化器症状です。大抵は、軽度な症状で済みます。

しかし、ごくまれに重篤な副作用が現れる場合があります。

ジスロマックの重い副作用の1つが、アナフィラキシーショックです。

アナフィラキシーショックとは、急性のアレルギー反応のことです。体内の免疫細胞が、ジスロマックを身体にとって有害な異物と誤認識することで、激しい炎症反応が起こります。

アナフィラキシーショックが起こる場合、服用から早くて5分、遅くても30分以内に激しい症状が現れます。

主な症状は、全身の皮膚に強いかゆみを伴う蕁麻疹や、腹痛や吐き気などの消化管症状です。

気道内部が炎症で腫れ上がることで窒息状態になったり、重篤な不整脈が起こったりする場合もあります。

「息が苦しい」「意識が朦朧となりはっきりしない」などの症状は、緊急措置を必要とするサインです。医師に相談するか、救急車を呼ぶ必要があります。

「薬剤性過敏症症候群」も、ジスロマックの服用で起こる重いアレルギー反応の1つです。服用後2~6週間後に、肝障害などの形で現れます。

皮膚や白目が黄色くなる黄疸症状や、全身の激しいかゆみを感じたら、すぐにジスロマックの服用をやめ、医師に相談しましょう。

こんな人は副作用が出やすい!飲み終わってしばらくしてから副作用が出ることもある

ジスロマックの特長の1つとして、作用時間が長いことが挙げられます。

腎臓機能が低下している高齢者や、腎機能障害などの基礎疾患を持っている人は、注意が必要です。

ジスロマックを飲むと、血液中の有効成分の濃度が高い状態が続くことがあります。これは、腎機能低下によって、尿の排泄が十分でないからです。

またジスロマックには、血栓容喙剤の作用を増強する可能性が指摘されています。心筋梗塞などの心疾患で血栓容喙剤を服用している人が、ジスロマックを服用すると、脳出血や消化管出血などのリスクが上がります。

ジスロマックの有効成分は、肝臓で代謝されます。ジスロマックを服用すると、肝臓に負担がかかり、まれに肝機能障害が発生する可能性があります。肝機能障害の主な症状は、全身の黄疸症状や倦怠感です。

肝不全にまで進展すると、血液中のアンモニア濃度が異常に上昇し、脳幹などに悪影響を与え意識障害に繋がる可能性もあります。

肝機能障害の症状が見られたときも、すぐに医師に相談しましょう。