ジスロマックはどんな病気に効果がある?

ジスロマックはクラミジアの第一選択薬!多くの細菌感染症に効果を発揮

ジスロマックは、様々な感染症の治療に有効です。

ジスロマックは、クラミジアの第一選択薬として知られています。今までの抗菌物質に比べて効果が高く、多くの細菌に対し抗菌効果を発揮します。

例えば、ジスロマックは歯周病の治療に使われることもあります。歯周病は、口内の菌が歯周組織に炎症を起こす病気です。放置していると、歯茎が下がっていき、歯がぐらぐらになってしまいます。

マクロライド系抗生物質のジスロマックは、歯周病治療の第二選択薬に指定されています。

ジスロマックは、マイコプラズマ肺炎にも有効です。

マイコプラズマ肺炎は、細菌の1種であるマイコプラズマが、気道の粘膜を破壊し、炎症を引き起こす病気です。成人の場合、悪化すると胸水貯留や呼吸不全に発展することもあります。

ジスロマックは、マイコプラズマ肺炎の第一選択薬です。

ジスロマックは多くの感染症に有効な一方、耐性菌が存在するとという欠点もあります。ジスロマックが効かなかった場合、別の薬が使われます。

ジスロマックは薬の形によって治療できる病気が変わる

ジスロマックは、錠剤の他にも、様々な形で使われています。また、薬の形によって治療できる病気が変わります。その剤形でしか治療できない病気もあります。

ジスロマック250mg錠は、骨盤内炎症性疾患にも有効です。

成人用ドライシロップは、250mg錠では治療できない淋病に効果があります。

250mg錠とドライシロップは、上述の病気以外は、治療できる病気が共通しています。性器クラミジアやクラミジア咽頭炎、クラミジア肺炎などは、どちらの薬でも治療可能です。

ジスロマック600mg錠は、HIV患者の非結核性抗酸菌症(MAC症)の治療や発症抑制に使われます。

細粒小児用10%は、15歳未満の子供に対して使われる薬です。味がついているため、小さな子どもでも飲みやすくなっています。咽頭炎や扁桃炎のほか急性気管支炎や肺炎、中耳炎などに有効です。

カプセル小児用100mgが治療できる病気は、細粒小児用10%とほとんど変わりません。そのため、患者(子供)が飲みやすい方を選ぶとよいでしょう。

ジスロマックの飲み方は、剤形や治療する病気によって異なります。

ジスロマックはあくまで菌の増殖を抑える薬!他の性病やウイルス性の病気には効かない

ジスロマックは、病原菌の増殖を抑える薬です。クラミジアやマイコプラズマ、肺炎球菌など、様々な細菌が引き起こす病気の治療に役立ちます。

一方、カンジダ菌や梅毒の原因となるトレポネーマ菌、ヘルペスウイルスなどを駆除する効果はありません。

抗生物質は、病原菌の体の構造や繁殖方法に合わせて作られています。また、病原菌は、それぞれ体の構造や繁殖のしかたに違いがあります。

ジスロマックは多くの細菌に有効な薬ですが、感染症ならなんでも治せるというわけではないので、注意しましょう。

カンジダや梅毒、ヘルペスには、それぞれ有効な抗薬があります。

ジスロマックは、医師の検査を受け、病原菌をはっきりさせてから使います。「尿道が痛い=性器クラミジア!」と決めつけて、自己判断でジスロマックを使ってはいけません。

病原菌がクラミジア出なかった場合、ジスロマックを飲んでも病気の治療はできません。それどころか、ジスロマックが効かない耐性菌を生み出す恐れがあるのです。