クラミジアの薬、ジスロマックとクラリス、クラビットを比較

クラミジアの薬、ジスロマックとクラリス、クラビットを比較

ジスロマックの次に効果があるクラリスロマイシン

クラリスロマイシンは、ジスロマックと同じマクロライド系の抗生物質です。細胞壁を持たない細菌にも有効です。

クラリスロマイシンは、ジスロマックに次いで殺菌効果が高く、多くの感染症の治療に使用されます。

男性と非妊婦の性器クラミジアに対する推奨度は、ジスロマックと同じ「A(最高ランク)」に指定されています。妊婦のクラミジア治療に対する推奨レベルは「B」です。

クラリスロマイシンは、細菌の増殖に必要な蛋白質の合成を阻害することで、細胞分裂を阻止し、増殖を抑制します。

用量が多ければ、細胞分裂を阻止するだけではなくて直接的に菌を殺すこともできます。

胃酸(強い酸性)でも薬効成分が分解されないという特長があります。そのため、胃に感染したヘリコバクター・ピロリ菌の駆除にも有効です。

クラリスロマイシンは、7日間わたって飲み続けます。大抵の場合、治療を開始して3日から4日程度で効果があらわれます。

感染症の種類によっては、長期間にわたり飲み続ける必要があります。

クラビットもクラミジアに有効

ジスロマックの他に、「クラビット」もクラミジアの治療に有効です。クラビットは、ニューキノロン系の抗生物質に分類されます。有効成分は、「レボフロキサシン」です。

ニューキノロン系の抗生物質は、細菌が増殖するのを防ぐ効果があります。

細菌は増殖する際、細胞分裂のためにDNAを複製しようとします。ニューキノロン系抗生物質は、DNAの複製に必要な酵素を阻害します。その結果、体内の細菌の増殖が抑制されるのです。残った細菌は、体の免疫機能によって排除されます。

ペニシリン系やセフェム系の抗生物質では治療できないクラミジア感染症に対しても、効果を発揮します。

クラビットは、皮膚や呼吸器、泌尿器や子宮、耳、鼻など、様々な部位で起こる感染症の治療に有効です。

一方、妊婦や妊娠の可能性がある女性、授乳中の女性は使用できないので注意が必要です。

症状や細菌の種類によって、服用する量や治療期間に違いがあります。クラミジア感染症の治療の場合は、7日間にわたり服用し続ける必要があります。

腸チフス・パラチフスの治療に用いる場合には、14日間(有効成分500mgを1日あたり1回)連続で服用し続けます。

グレースビットも性器クラミジアの治療に有効

グレースビットは、クラミジア治療に有効な抗生物質の1つです。ニューキノロン系抗生物質のひとつで、有効成分として「シタフロキサシン」が使われています。

グレースビットは、細菌のDNA複製を阻止して、細胞分裂を阻害します。その結果、細菌が体内で増殖するのを防ぎます。

ニューキノロン系抗生物質のシタフロキサシンは、ペニシリン系の抗生物質では治療できない細菌の駆除にも有効です。性器クラミジアの治療にも効果を発揮します。

グレースビットでクラミジア感染症を治療する場合、7日間(1日あたり2回服用)連続で、毎日飲み続けます。男女ともに、治療効果があります。

グレースビットをクラミジア感染症の治療で使用する場合の推奨レベル(非妊婦)は、「B」に指定されています。

グレースビットのデメリットは、下痢、軟便などの消化器系の副作用が出やすいことです。

ジスロマックなど、推奨レベルが高い他の種類の抗生物質が使用できない場合などに、グレースビットが使用されます。

妊婦の患者については、グレースビットを使用することができないので注意が必要です。